ミュージション特集!
2018-11-19
今回は、楽器演奏可能な防音賃貸マンション「ミュージション」の特集です!
東京、埼玉、神奈川に展開されているミュージションのうち、待望の新築物件、「ミュージション新代田」を見学させていただきました。
https://www.musision.jp/props/1489
ミュージションは、「24時間365日まわりを気にすることなく自由な音楽生活を過ごせる」というコンセプトで、窓サッシからコンセントなど、細部に至るまで音に配慮した企画を行い、プロも納得の極めて高い遮音性能を実現しているマンションシリーズです。
本日ご案内をいただくのは、ミュージションの企画から運営までを一括で行っている「株式会社リブランマインド」から、戸口さんと小熊さんのお二人です。
「ようこそ〜」
エントランスと階段は、楽器の取り回しに配慮してとても広々としています。
建物内は全体に白を基調とした明るい空間。
スーツケースを複数並べられる広い玄関!
Phonim(以下P):さっそくですが、目の前に防音室がありますね。
戸口:ミュージションの防音性能は、サントリーホールや新国立劇場の音響も担当されている「永田音響設計」さんに測定していただいています。
騒音を人工的に発生させる機械を用いて、様々なヘルツの音で、全部屋の性能を確認しています。不具合があれば、完成した壁でも一度壊して修正を行っています。
普通のマンションよりずっと工期も掛かるのですが、入居者様の満足には代えられませんので。
P:すごい…ちょっと実際にお部屋で歌ってみますね!
( ♪オペラアリア熱演中 )
戸口:いかがでしたか?扉の前にいても、話し声程度にしか聞こえていないんですよ。
P:えー!家具なしでは響きすぎるくらいに良い音響でしたよ!
環境のよくない防音室だと、声が響いていない感じが不安で、つい喉を酷使してしまうので、これは嬉しいです。
戸口:トランペットやサックスなども含め、ほとんどのアコースティック楽器がこちらで24時間演奏していただけます。
遮音性能はD-75~85あるので、一部を除いてですが、打楽器なども大丈夫です。
完成後に全部屋を測定し、遮音性能の一番低い部屋をその物件の公称値としています。
一般的な賃貸マンションって、結構近隣の水回りの音やドアの開閉音などが聞こえることもあるので、いざまわりの生活音が全くしない部屋で生活してみると、「寂しい!」という入居者様までいらっしゃるくらいです(笑)。
小熊:ちなみに防音室にいても、玄関チャイムと非常ベルは聞こえる安心設計になっています!
戸口:キッチンは、料理中のガス燃焼時に発生する水蒸気による楽器への悪影響を少しでも減らすため、全室でIHを採用しています。お手入れも楽ですしね!
P:天板も広くて、お料理しやすそう…。
収納力もあって食器棚がいらないくらいですね。
戸口:音楽家はおいしいものを食べないとインスピレーションがわきませんから(笑)。
お部屋によって壁紙のデザインがそれぞれ違っています。
毎日見るものなので、可愛いながらもシンプルで気にならないデザインにしているそうです。
バス・トイレ・洗面所の独立型で、浴室乾燥つき。
戸口:寒い日は暖房もつけられます。
小熊:防音性能を保ったまま外気を取り込めるように、24時間換気機能もついています。
戸口:ちなみに空調で言うと、ミュージションは機密性が高いので、エアコンをつけるとすぐ暖まりますし、すぐ涼しくなります。
電気代の節約にも一役買ってくれますよ!
P:もともとが分譲マンションを造ってきた会社というだけあって、防音住宅でありながら、あちこちが分譲のクオリティですね…!
ウォークインシューズクローク付きのお部屋
P:ウォークインシューズクロークがあります!
どのお部屋も、程度の差はあれ、かなり収納スペースが広いですね。
演奏家、特に女性はドレスの管理も大事なポイントなので、これだけのスペースがあったらとても嬉しいです。
戸口:音楽家は楽譜や衣装など、荷物がとても多いので、たとえば地震の時に棚が倒れてくるんじゃないかという怖さがあります。
最初から作り付けの収納が多いミュージションなら安心です。
P:それにしてもお部屋が広々としていますね。防音ユニットだと、これくらいしかないですもんね。
これくらい
戸口:広さもあって、防音ユニットより音響が良いので、実は録音にも向いています。
24時間音出しが可能なので、録音のお仕事の幅も広がりますね。
いま流行りのyoutuberとしての活動も24時間撮り放題になるので、お仕事が増えたと喜んでいただいている方も実際にいらっしゃいます。
P:そういえばちょっと気になったんですけど、この部屋いくつか変わった形のコンセントがありませんか…?
小熊:よくお気づきですね!
DTMの方など、海外の機材を使いたいときに変換機なしで直接つなげるように、200Vのコンセントも備え付けています。
戸口:「変換器を介すと音質が下がってしまうような機材もある」という、もともとバンドをやっていた営業スタッフの意見から導入したものなんです。
ミュージション志木の玄関。ここで開業している教室の看板もちらほら。
P:入居者さんで音楽教室を開いている方も結構いらっしゃるんですか?
戸口:ご契約時に、生徒さんが出入りする可能性があることを全入居者さんに伝え、安心して教室利用もしていただけます。
「レッスンでミュージションに通っているの!」と自慢してもらいたいですね。
P:こちらの物件は、リブランマインドさんで管理までやっているんですよね。
戸口:はい、企画・監修、そして管理まで行っています。
マンションにお住まいの多くのお客様と仲良く交流させていただいているので、一緒にセッションイベントをしたり、ご飯を食べに行ったり、こういうのをやってほしい、こういう人を紹介してほしいという要望に応えたりと、なんでもやっています。
これは管理に入るのかな…ときどき自分が何屋なのかわからなくなるんですよね(笑)。
イベントの様子
先日は税理士の方を招いて音楽家のための「確定申告セミナー」を行いました。
役所の方でもこういったセミナーの用意があるにはあるのですが、弊社では音楽家に特化した内容でわかりやすく噛み砕いて説明しました。今年12月からスタートするセミナーシリーズでは、生徒が集まる音楽教室経営について学べるんですよ。
P:SNSで拝見しました。
元銀行員という経歴で武蔵野音大でキャリア指導をされている、大内孝夫さんが講師をされるんですよね。弊社にもその著書が置いてありますよ!
小熊:そうです!あの本は音大を卒業する時期に、将来に不安を抱いている学生を励ましてくれる内容で、私自身も助けられたんです。
戸口:私もそうだったのですが、音楽を勉強しているうちは、キャリアや将来のことなど、そういった知識をつけなきゃ、ということについて自覚がなかったりするんですよね。
こういうセミナーに来てくれる方は既にご自身で勉強なさっていたりと意識の高い方が多く、「全然関心の無いそこのあなた!あなたにこそ来てほしいのだよー!」と感じることも(笑)。
これからもいろんな人を巻き込んで、音楽家の役に立つイベントを開催していきたいと思っています。
次に、ご案内してくださった戸口さんと小熊さん、そして株式会社リブランマインドについて、詳しくインタビューさせていただきました!
戸口さん
P:戸口さんは今も声楽家として、コンサートなどで演奏活動をされています。どうしてリブランマインドに入られることになったのでしょうか?
戸口:私は宮城県仙台市の出身で、音大を出た後、しばらく建築や不動産仲介の仕事をしながら演奏活動をしていました。
親戚に建築関係の仕事についている人が多かったので、“住まい”には馴染みがあったんですよね。
5年前に上京した際、ミュージションの仕事をたまたま転職エージェントに紹介してもらったんです。
一般的な会社だと、「なんで音楽家がうちを受けるの?」と驚かれてしまったり、音楽家がどのように会社の役に立つのかわかってもらえないことも多かったです。
でもミュージションだったら、不動産の知識と、音楽の知識や経験を両方生かせるんです!これはもう運命だと思いました。
P:実際に働いていてどうですか?
戸口:毎日楽しくて仕方がないです。音楽って衣食住に絶対に必要!っていうものではないじゃないですか。
でも、それをどう生活に結び付けていくかを考えていきたかったので、ミュージションでの仕事は、私の天職です。
ゆくゆくは、出身の仙台にミュージションを建てることが今の夢ですね。
ヨーロッパみたいに、音楽家登録制度を作って支えていく、とかもアリなのかもしれないけど、音楽家のキャリアってすごく難しいんですよね。
みんながみんなマリア・カラスにならないといけない、というものでもないじゃないですか(笑)。
自分たちの姿で音楽家に色々な音楽の活かし方があるということを見せるという大きな使命を背負っていると思って、日々仕事をしています。
小熊さん
P:次に、小熊さんの入社理由を教えてください。
小熊:社員の皆さんがすごく明るくて、楽しそうに仕事をしている雰囲気にまず惹かれました。
戸口さんがSNSで社外に向けてなんでも発信していて、それを見るだけで、素敵な会社であることや、戸口さんの明るさが伝わってくる内容だったんです。
ずっと実家暮らしだったので、不動産なんて探したこともなかったんですけど、音楽なら...と。
戸口:SNSの活用は会社で推奨されていて、自分の言葉で伝えることの訓練になりますし、社内で全員が集う機会もなかなかないので、どんな一日だったかを投稿して共有しています。
小熊:だから最初の面接時に、すでに社長が飼っている猫ちゃんの名前を知っていましたもん(笑)。
あとは、音楽家はもちろん、社員が音楽をすることも会社はとても応援してくれます。
私もピアノをやってきた身なので、惹かれるものがありました。
戸口:社員の応援という意味では、書籍代も手厚く会社が支援してくれます。
実は今月、私の書籍代は7万円いっちゃいました(小声)。
P:えー?!
戸口:「知の貯金箱」という名前の制度なのですが、書籍代は漫画を含めほとんど、会社から支給されます。
時には全社員でビブリオバトル、3分間トーナメントをやっています。
※ビブリオバトル:みんなで集まって本を紹介しあい、一番読みたくなった本を投票して決定する、スポーツのような書評会のこと。
P:いわゆる「スーツでビシっ!!」という普通の不動産会社ではなく、すごく和やかな感じですね。
小熊:部署のみんなでキャンプに行ったりもします。
先日も相模湖の方にみんなで行ってきて、まるで学生のようにトレーラーハウスでキャンプファイアを囲んで語り合ってきました(笑)。
もともと音楽を真剣に勉強してきた人が社内に多いので、お客様と同じ目線に立ちやすい会社だと思います。
(編集後記)
本当に、音楽家目線で温かい交流を持ってくださる会社でした。
すみずみまで工夫された物件は大人気で、毎回すぐに埋まってしまうので、楽器可の賃貸物件をお探しの方や、音楽仲間を増やしたい方は、会員限定の交流制度「ミュージションズクラブ」への加入もおすすめです!
https://www.musision.jp/about/club
ドアプレートまでかわいいオリジナル仕様でした。なんと五線譜になっています!